1871年 パリ生まれ。
1890年 エコール・デ・ボザール(国立美術学校)に入学。 ここでマティスらと知り合った。同校でルオー、マティスらの指導にあたっていたのは象徴派の巨匠、ギュスターヴ・モローであった。
1903年 モローの旧居を開放したギュスターヴ・モロー美術館の初代館長となっている。
ルオー20歳代の初期作品にはレンブラントの影響が見られ、茶系を主とした暗い色調が支配的だが、30歳代になり、20世紀に入ったころから、独特の骨太の輪郭線と宝石のような色彩があらわれる。画題としてはキリストを描いたもののほか、娼婦、道化、サーカス芸人など、社会の底辺にいる人々を描いたものが多い。
1958年 逝去 享年86 国葬で送られた。